春カフェ「お仕事いろいろ」 長谷基弘さん
2012年 04月 17日
劇団桃唄309を主宰している座長・脚本家・演出家です。
ワタクシは長谷さんと昨年まで3年間、ワークショップでご一緒させていただきました。
今年は小作品をたくさん作るとのことで、今回は一気に新作4本を発表。
さらに7月にも新作をやるそうですので、まさに脂がのっている感じです。
長谷さんは屈託なく気持ちが外に開いている人で、貪欲に材料を見つけてきてはチャツチャカ調理する職人的演劇人。
着眼点や切り込みのテーマは社会的なのですが基本はコメディー、あとでじんわり分かる、そんな味付けが妙味であります。
「荷台の中で」と「史上最悪の結婚記念日」の二作品を観てきました。
「結婚記念日」は30分で21シーンもあります。
アクティングスペースはたった1間四方に道具は椅子二つだけです。そこが事務所になったり表通りになったりして、5人の役者が出入りします。
でもバタバタを感じさせない精密なつくりでした。
役者さんの稽古はさぞ大変だったと思います。
桃唄の役者さんはこの日や次の日には別の作品にも出演します。
また他劇団にも出演している人もいます。
その公演も今週だったりして、同時に何作品もの稽古をしているんだな、と思うと脱帽です。