急げ、水族館劇場へ
2014年 05月 31日
2014年度「嘆きの天使」行ってきました。6月3日(火)が楽日、どうぞお運びください。
会場の太子堂八幡宮境内に近づくと、ワタクシの皮膚が記憶していた、6月の夕空の気温、湿度、風が蘇り、水族館劇場の記憶と相まってワラワラと匂い立ち上がります。
今年の作品も期待通りでありました。
この劇団は稀有です。
野外に巨大劇場をその都度立ち上げます。
そして客席にも襲いかかる水爆、煙、奈落のプール、天空から出没する役者たち・・・
仮設建築でなければできない仕掛けです。
野外劇場と異なり天井があるので雨でも客席は保護されます。
その天井にも意表を突く仕掛けが仕込まれています。
これまでもワタクシの拙ブログで書かせていただきましたがネットでも数々の論評がなされておりますのでご参照ください。
もし公演のDVDが発売されたとしましょう。おそらくワタクシは購入しないと思います。というのも水族館劇場の舞台は特に映像では表現できないと思うからです。
「観客の正面に舞台があってそこで演じられる芝居」ではなく、観客は劇場の胎内に捕り込まれる印象です。
終演後、出演者のAさんと話をすることができました。彼女は仕事の後、毎日1時間半かけて稽古と本番に通ってきたそうです。15日間の公演日程も後半となれば疲れは頂点に達している、と語る彼女でしたが、瞳は美しく輝いていました。
水族館劇場には年齢制限はないので一緒にやりませんか、との励まし?お招き?をいただきました。
ところで今年は劇中にイメージ映像が投影されました。画像は効果でしたが、投影していないときにスクリーンがそのまま舞台上に残っているのは興ざめなので来年以降は改善を期待します。
今年の仮設劇場の立ち上げを記録した面白いWEBがありました。
ネタばれでありますが(^~^:
http://shikanoyasushi.com/galleryB/suizokukan/suizokukan2014/index.html
こちらは野外で繰り広げられる恒例のプロローグ
このあと観客は劇場内へ案内されます。