カテゴリ:映画・舞台( 185 )

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ネットのレビューでは極めて高評価だが面白くなかった。

映画DUNE(1975)の企画に関わったそうそうたる人たちが、制作中止を残念がるインタビュー・ドキュメンタリー

内容は公式サイトのそのままでネタバレもクソもない。

DUNEのカケラでも見たかったが、そもそもDUNEは撮影までも辿りつかなかったから無理なハナシだった。

莫大な制作費に加え上映時間20時間というのでは配給会社が手を引くのも無理はない。

しかしこの金勘定が芸術を蹂躙する、とホドロフスキーは激怒。

この作品、撮影映像がない代わりにシーンの絵コンテがたっぷり紹介される。

DUNEの絵コンテはページにして数千、綴じられたものは厚さ20cmに及ぶ。

この迸り出る夥しいイメージ、想像力、創造力には圧倒される。

これらはその後、スターウォーズやエイリアンなど多くのSF作品で実現したというかパクられたということである。

結局はホドロフスキーという人の情熱を描いたのがこの作品。

妥協を許さず突き進んでいくスゴい人であることは確かだった。

ビッグネーム、たとえばオーソンウェルズ、サルバドール・ダリ、ピンクフロイドなどは彼の情熱に押されてDUNEに集まった。

アマンダ・リアがインタビューに答えていたが、これは見ないほうが良かった(笑)。

この日、渋谷アップリンクでは2017年撮影のホドロフスキーインタビュー映像が併映。

相変わらず熱く語り倒すホドロフスキー、88歳でもますます闊達放言。

最新作「エンドレス・ポエトリー」に触れながらで本編より面白かった。




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by HoppyKosey | 2017-12-08 00:41 | 映画・舞台 | Comments(0)

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公開2日目の日曜日午後とあってか30分前には残席3つという状態。

最前列でスクリーンを見上げてきました。

ジャンゴ・ラインハルトは「ジプシー」スイングジャズのギタリスト

哀愁あふれるサウンドを紡ぎだす超絶技法は比類なきレジェンドです。

さて本作は演奏シーンが豊富、まさに音楽映画といえましょう。

でも残念

まず「ジプシー」スイングジャズとはどんなものか、どのように生まれ、どのように生き続けてきたか、そういったことにまったく触れられていません。

そしてジャンゴは「ジプシー」ですが「ジプシー」とは何なのか、その尊厳について描いていない。

ここが作品としては致命的。

お決まりのナチス残虐物語におんぶに抱っこのストーリー展開は安易な二番煎じ、

薄っぺらな作品でありました。

2008年公開の映画「ジプシーキャラバン」は素晴らしかったなあ・・








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by HoppyKosey | 2017-11-29 00:06 | 映画・舞台 | Comments(0)

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とにかくビックリ仰天。
ホドロフスキー青年が父親の抑圧を振り切り、詩の世界に身を投ずるという監督の自伝。
ストーリーはまったく単純だが演出にヤラれました。

映画ってこういうのもアリなんだよね、と思い知らされます。

冒頭から仮面の集団や黒子登場。
これって何だろうと考えているうち矢継ぎ早に次々と謎のイメージが撃ち込まれてきて
ついていこうと必死に考えてみたがさっぱり分からなくてお手上げ。
コミカルなシーンも畳みかけてくるが警戒しすぎて笑えない。

監督の豊穣なイメージの巨大な渦巻きに投げ込まれて、そこで弄ばれるしかないのでありました。

セット、シーン、カット、色彩、衣装にメイク
どれをとっても抜かりがなく周到な仕掛け(だろうと思われます)

ホドロフスキー青年が彼女と待ち合わせるカフェの光景は今までに見たことがない、ヤバい幻覚のようです。

出演者たちがこれまた強烈。

ホドロフスキー青年の母サラ(彼女は日常会話もオペラという不思議ママ)と青年が恋に落ちた圧倒的存在感のステラを同じ女優が演じていたこと
これにはネット上で多くの人がビックリたと書いていますが、私も同様。

ところでこの作品はアソコが無修正上映
ふと考えると劇場で観たなかでは初モロダシかもしれません。
映倫のことはここに書いてあります→(http://www.webdice.jp/diary/detail/8963/)

全裸で横たわった男の体にタロットカードを置くシーンでは、男のイチモツが勃起しっぱなし。

モザイクが入る余計な妄想が生じてしまうけど
無修正なので作品がまっすぐ入ってきました。


以上、「エンドレス・ポエトリー」は強烈な怪作、オススメです。


2016年/フランス、チリ、日本

新宿シネマカリテにて上映中








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by HoppyKosey | 2017-11-27 00:51 | 映画・舞台 | Comments(0)



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映画館で観たのはいつだたんだろう・・

自分のブログを検索したら2004年だったようだ。

13年も前だが今でも強い印象を覚えていたところ

先日友人がDVDを貸してくれた。


やっぱり面白い。

暑苦しいけど(笑)


終戦直後の大阪、河原の朝鮮部落が舞台。

くず鉄を集めて暮らす人たちが生き生きと描かれる。


今回あらためてカメラワークのうまさとセットの美しさに感銘を受けた。


監督は劇団「新宿梁山泊」の金守珍

彼ならではの押し出しの強い演劇的な演出もこの作品の魅力だ。

一流の役者が揃ったなか、山本太郎のツラがちょっと奇麗すぎたかな。


ネットのレビューでは酷評が多いが

オレはこの作品は好きだ。


2002年 日本,韓国

監督  金守珍

原作 梁石日

脚本 丸山昇一









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by HoppyKosey | 2017-11-20 00:40 | 映画・舞台 | Comments(1)

羽ばたくお弟子さんたち




これは夏前にやった「初音ミク」のデモ

場所は某学校の講堂です。


照明プランとオペレートは弟子入り2年目のA

よくできました!


去年あたりから照明のコントロールにPCを投入

windows7の事務マシンに照明コントロールのフリーソフトで駆動

USBから照明用のDMX信号に変換する機械は7000円なのだが、

なんとS君が回路図をダウンロードし自作。お弟子さんたちは素晴らしい。


置いていかれないように俺も勉強しなければ・・・










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by HoppyKosey | 2017-11-15 00:42 | 映画・舞台 | Comments(0)

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ズバリ名作

思わず原作本を注文。

陣治(阿部サダヲ)という男の狂気がこの作品のすべてだ。

誘ってくれた友人は日本的な作品だと言っていたがオレは普遍的な話だと思う。

これがイタリア映画だったりロシア映画だったりしても不思議はない。



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フライヤーにはこうあるが、この作品の中に「愛」はないと思う。

愛するっていうのは尊敬し信頼することだから。

十和子(蒼井優)の演技はとても良かったから濡れ場ではヌードを見せるべきだった。


ラストシーンは観客を救う微かな光明なのかもしれないが、オレは最後まで冷酷な物語でよかったのにと思う。












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by HoppyKosey | 2017-11-13 00:16 | 映画・舞台 | Comments(0)

映画『鉱 ARAGANE』

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鉱山好きなので
ぜひこの映画は観ておきたいと思って
新宿K‘sシネマのレイトショーへ

ボスニアの炭鉱、採掘現場の鉱夫たちを追ったドキュメンタリー

鉱夫たちのヘッドランプの光が、撒きあがる粉塵によってビームとなり交錯する幻想的な光景

発破のくぐもった音
岩盤と金属がぶつかり合う音
動力機械の音
轟音で満たされている。

でも
静寂や完全な暗闇が訪れる瞬間もあった。


意外に手作業が多い。
ツルハシで穿ちトンボで掃く。
杭柱を立てて天井を押さえる。
これが坑夫たちの日常。 
現場は狭くて熱そうで、何もかもが危険で過酷。
鉱山への憧れなど吹っ飛んでしまう。


鉱山マニアあるいは耽美的映像好き あるいは無機質なノイズ音が好きな人向けの作品。


小田香監督 2015年山形国際ドキュメンタリー映画祭 受賞作
監督は若い女性、この作品は彼女が学んでいるサラエボの映画学校大学院卒業制作とのことだ。

短編「呼応」2014年 同時上映
サラエボ郊外の農村 ヒツジ飼いや移動遊園地などを固定カメラでとらえている

この日は上映後に監督とのアフタートークがあった。

そういえば、日本ではヤマに女性は入れないことを思い出した。


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by HoppyKosey | 2017-11-07 00:15 | 映画・舞台 | Comments(0)



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興味がある方がいらっしゃいましたら現地にご案内いたします。
非公開コメントでお知らせください。

「見世物小屋」については拙ブログで何回か書きました。

最近の「見世物小屋」事情について
「劇団ゴキブリコンビナート」座長のDrエクアドルさんが丁寧に語っています。















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by HoppyKosey | 2017-11-04 00:45 | 映画・舞台 | Comments(0)

ヨコハマメリーに再会

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誇り高き孤高の街娼メリーさんは、年老いて腰が曲がるまでヨコハマの街に立ち続けた。

そのメリーさんにゆかりのある人々の証言を紡いだドキュメンタリー作品。

ホームレスだったが行きつけの美容院、化粧品店、クリーニング屋があった。

ワタクシも何回かメリーさんを見かけたことがあるが、白塗りの化粧でフリルのドレスを着た老婆は異形そのものだった。

メリーさんと親しくしていたシャンソン歌手の元次郎さんが、故郷に戻ったメリーさんを老人ホームに訪ね再会する。

ホームで歌う元次郎さんを穏やかに見つめるすっかり小さくなったメリーさん。

このラストシーンには泣けた。

そのときすでに病魔に侵されていた元次郎さんは治療の甲斐なく2004年に66歳で亡くなり、彼の店「日の出町シャノアール」で追悼イベントが開催されワタクシも参加した。

このとき監督中村高寛さんが来ていて、編集が終わったばかりのこの作品を会場で上映した。

13年前の話である。

 

上映は横浜ニューテアトルにて1027日まで。






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by HoppyKosey | 2017-10-25 00:55 | 映画・舞台 | Comments(0)





昨年、イタリアのポンペイで開催されたライブの記録映画上映イベント。



全世界913日限りの同時上映ということでしたが日本では925日に東京と大阪のZEPPで開催

プレミアチケットになったとかならないとか



1日限り」とのプロモーションだったけど29日には札幌、名古屋、福岡でも緊急追加上映されたようです。

あれれぇ?


10月初旬のある日、友人が、「夕べ立川で観てきたよ」というので半信半疑

ネットで調べたらあらま、本当にやってました(笑)。

とりあえず座席予約。




立川シネマシティTWOのC-Studio21時ころから23時ころまでと遅い時間

立川という場所でもあり場内はガラガラ。




ここはシネコンですが「極上音響上映」ということでスピーカーが増設されていました。

5.1chサラウンドとのこと、後方スピーカーも追加されていたようですが最後列に座ったので気づきませんでした。

本物のライブにはかないませんが映画館としては最上質な爆音。



映像もZEPP公演より素晴らしい4Kだったそうで、まあ確かに細かいところまで鮮明だった気がします。




1971年 PINK FLOYDがこのコロッセオ遺跡でライブ演奏を行い映像化されました。

ワタクシは高校生の時、テレビでそれを見て強烈な印象を受けました。今でもその感覚を覚えているくらいです。

さらに再放送があった日は学校をさぼり家で観たように思います。当時はビデオデッキなどなかったのです。



今、DVD化され販売されています。もちろんギターは若き日のギルモアです。



さて今回のライブ、演奏メンバーたちが楽しげにのびやかで、ギルモアに対する敬愛が演奏に溢れています。

ギルモアの歌とギターはますます深く心に浸みます。ブルースが洗練され、昇華した神々しささえ覚えます。




現代テクノロジーを駆使した照明演出はさすがでした。

フロイドのライブで定番になっていたバリライト+円形スクリーンが健在、もちろん性能は全く上がっていることでしょう。


日没にスタート、あたりが暗くなりコロッセオが妖しく浮かび上がります。


野外ならではの生花火が炸裂したあとはレーザーの洪水、これだけでも見た甲斐がありました。

実際コンサート会場にいたらだれとでも抱き合いたい気分になったことでしょう。



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by HoppyKosey | 2017-10-17 00:26 | 映画・舞台 | Comments(0)