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「ホドロフスキーのDUNE」2013年・・・ つまらなかった

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ネットのレビューでは極めて高評価だが面白くなかった。

映画DUNE(1975)の企画に関わったそうそうたる人たちが、制作中止を残念がるインタビュー・ドキュメンタリー

内容は公式サイトのそのままでネタバレもクソもない。

DUNEのカケラでも見たかったが、そもそもDUNEは撮影までも辿りつかなかったから無理なハナシだった。

莫大な制作費に加え上映時間20時間というのでは配給会社が手を引くのも無理はない。

しかしこの金勘定が芸術を蹂躙する、とホドロフスキーは激怒。

この作品、撮影映像がない代わりにシーンの絵コンテがたっぷり紹介される。

DUNEの絵コンテはページにして数千、綴じられたものは厚さ20cmに及ぶ。

この迸り出る夥しいイメージ、想像力、創造力には圧倒される。

これらはその後、スターウォーズやエイリアンなど多くのSF作品で実現したというかパクられたということである。

結局はホドロフスキーという人の情熱を描いたのがこの作品。

妥協を許さず突き進んでいくスゴい人であることは確かだった。

ビッグネーム、たとえばオーソンウェルズ、サルバドール・ダリ、ピンクフロイドなどは彼の情熱に押されてDUNEに集まった。

アマンダ・リアがインタビューに答えていたが、これは見ないほうが良かった(笑)。

この日、渋谷アップリンクでは2017年撮影のホドロフスキーインタビュー映像が併映。

相変わらず熱く語り倒すホドロフスキー、88歳でもますます闊達放言。

最新作「エンドレス・ポエトリー」に触れながらで本編より面白かった。




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by HoppyKosey | 2017-12-08 00:41 | 映画・舞台 | Comments(0)

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by ほっぴいこうせい