「表現の不自由展~その後」
2019年 08月 15日
今日は終戦の日です。
74年間、わたしたちは平和を守ってきました。
でも戦前・戦中の気配が漂います。
政府には従っておいたほうがいい・・
「ヨケイ」なことは考えるな・・
そんな気配
あいちトリエンナーレの企画展が3日目にして中止となりました。
政府の考えと違うならカネは出せないなどとシチョーやカンボーチョーカンとかが平気で言う。
実際に作品を見た人は多くは無いはず
しかし脅迫が相次ぐ・・・
これはファシズムです。
18世紀、ヴォルテール(仏・哲学者)のことばの重みをあらためて感じます。
「ワタシはあなたの意見には反対だ
だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
表現の不自由を明らかにしようとしたこの展示が中止されたことで
皮肉にもかえって表現の不自由が明らかになりました。
「表現の不自由」がより明らかになったとしても暗澹たる気分です。
マスメディアの報道姿勢も、中止は取り上げるけれど作品紹介や作者へのアプローチはしない
自己規制なのかもしれません。
こういった傍観者的態度がファシズムを助長するという自覚を欠いています。
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