2010年 07月 13日
参議院選挙
選挙後のマス・メディアの論調は、だいたいが「民主敗北」「菅総理責任論」「ねじれ国会」といった具合ですが・・・・
まず「民主敗北」ですが、民主は自民に負けたわけではありません。
選挙区で民主の得票は38.97% 自民は33.38%
比例区で民主の得票は31.56% 自民は24.04%
つまり国民が選んだ第1党はあいかわらず民主です。
議席数で自民が民主を上回ったのは単に選挙制度の仕組みによります。
「菅総理責任論」というのはこの事実のすりかえ。党内外の人間が権力争いで足の引っ張り合いをしているだけでしょう。
「ねじれ国会」は確かに効率はわるいが何も悪いことはありません。
衆議院で決まったことを参議院でもう一度、念のため話し合うのが両院制だから。
大事なことは能率が悪くてもしっかり時間をかけて決めるべきで、同じ結論でなければならないなら参議院は不要。でも、政権をとりたいがため、なんでもかんでもケチをつけてみたり、足を引っ張ってみたりは止めてほしいです。
というわけでマス・メディアはもっと大事なことを書いてほしいと思いました。
どのマス・メディアも横並びというのもいただけません。
でもマスメディアは自由であるべきと思います。
で、みんなマスメディアに乗せられないようにネ、と思うのです。
対抗できるのは個人発信のインターネット上の情報。
でも目利きにならないとあきまへんね。