鉄道で青森へ 寝台特急「あけぼの」
2011年 02月 12日
何年か前の3月、寝台「あけぼの」号で青森へ行ったことがある。
仕事を終えて上野の焼肉で腹ごしらえ。さらに発車までガード下の焼鳥屋で時間をつぶす。すっかり出来上がって乗車。ブルートレインに乗るのは小学生の時以来だ。
21:45 上野駅を発車 今より発車時間が遅かった
「♪上野発のオンボロ夜行列車」は何度も上塗りされて、塗装のあちこちが盛り上がったりヒビ割れてる。パイ皮のようになっていたのでムシってみた。ブルートレイン色の破片。
個室B寝台の上段、狭い階段を上るとカプセルホテルのよう。天井は低いが清潔で広い窓があり楽しい気分もつかのま、列車特有のコトンコトンという音にすぐ寝入って大宮停車にも気づかず。
なんとなく朝の感じがしたのでカーテンを少しだけ手繰ると、ガラス越しに外の冷気がすうっと漂う。曇ったガラスをこすると薄暗い雪景色の向こうに鉛色の海が見えた。どこだろう、もうひと眠り。
7:50東能代着 乗り換え
この時刻は現行ダイヤで見当をつけたもの、当時は少し違っていたかもしれない。
「あけぼの号」を降車し、五能線の普通列車に乗り換えた。ぐっすり眠ったので気分がよい。
7:53東能代発
通勤、通学時間なので車内は暖かく高校生たちで賑わっていた。そういえば高校バスケが強いんだっけ・・・車窓は畑に雪、雪、雪
7:59能代着 朝飯へ
次の能代駅で下車し「港の朝定食」を狙う。そしてあとから来る「リゾートしらかみ号」に乗り込む予定だ。
駅前からタクシーに乗ると思ったより港は遠く、大きな倉庫街の片隅に1軒だけ開いていた食堂には、うどん、そば、カレー、とんかつ・・・「港の朝定食」はなかったのでビールとホルモン定食をいただく。
「なんだ、ごいずぅ、朝がらビールけぇ・・・」と先客のおっさんがチラリと横目。
タクシーを呼んで駅に戻る。
*不定期連載 つづきは五能線
by hoppykosey
| 2011-02-12 11:46
| 出かけた
|
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