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列車で青森へ 五能線

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9:40 能代発 
湾曲したホームに「リゾートしらかみ号」がヌルリと到着、浮世離れしていて異和感たっぷりだ。半分くらい埋まっている車内にリタイヤ組の中高年旅行者たちがモソモソとミカンを食っている。

風もなく穏やかな晴天、架線がない単線の線路というのは風景に優しいものだ。線路はポツリポツリと海岸にへばりつくようにしている小さな集落を紡いでいく。
波打ち際の草付き岩場を走っていくが、嵐のときや吹雪のときにはとても恐ろしい光景だろう。
絶景の連続だが眠くなった、有名スポットもたくさんあったらしい。

11:43 鰺ヶ沢着
そろそろ昼飯の時間だ。ついでに駅前温泉でサッパリしようと鰺ヶ沢駅で下車。柔らかな日差しを浴びながらの昼の露天は極楽、思い出すとヨダレが出る。
やはり「港の定食」が食べたくて街並みを抜けて海岸へ向かう。「鯵」ケ沢、地名からも期待ができる。

おーっ、あるある! 海岸の国道沿いに小屋が並んでいて、白い看板に赤く大きくクッキリと「いか」。おお、美しく力強き明朝体だあ。 ずらりと続く。「いか」「いか」「いか」。
ところがあらら・・残骸モード? 一軒も開いてない。後で解ったが、やってるのは夏場だけらしい。

はるか向こうに白い建物と幟が小さく揺れているのがみえた。駅からかなり離れちゃうが行ってみたら「鰺ヶ沢相撲館」。一階に土産売り場と観光食堂、念願の「港の定食」にありついた。何食べたか忘れた。
2階は郷土の誇り「舞の海」の資料館。等身大パネルで背比べができる。

14:35 鰺ヶ沢発
ローカル線のディーゼル列車で先に進む。途中の五所川原で降りて津軽鉄道に乗ってみようと思っていたのだが、温泉と満腹でどうでもよくなりそのまま宿泊地弘前へ向かう。


16:00頃 弘前着
友人から教わった民謡ライブハウス「山唄」へ。津軽三味線の猛者たちが毎日熱い勝負している有名店で演奏開始前にすでに満員だった。年齢不詳の派手なアネゴやお祭りテンションの兄貴たちが、客を煽りながら超絶技法を見せてくれた。唄も太鼓も笛もあって沖縄の三線酒場にも似ている。
この日は1stステージだけ見て帰宿、 長い一日であった。

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*不定期連載 次回は小坂、花岡鉱山へ
Commented by かみしろ at 2011-02-16 00:42 x
雪、すごかったでしょう。
by hoppykosey | 2011-02-15 22:16 | 出かけた | Comments(1)

お気楽にどうぞ


by ほっぴいこうせい