
陸軍登戸研究所資料館に行ってみました。
現在は明治大学生田キャンパスになっております。
いってみたら・・・
①敷地が広い・・・明大キャンパスの大半が研究所跡地
②当時を遺すものはほとんどない・・・実験された馬の供養碑と消火栓と倉庫くらい
③資料館にも実物資料はほとんどない・・・秘密組織だったため
④研究所は戦争末期に長野県の数か所に分散疎開した。
⑤長野伊那の高校生たちの聴きとりで関係者がようやく重い口を開いている
⑥関さんという資料係がのこした雑文書つづりで研究所の様子を一部だけ垣間見ることができる。・・・全文コピー閲覧可能
⑦とにかく1945年8月16日に資料すべてが焼却処分されたのでよくわからない。
⑧登戸研究所員や中国731部隊研究員は研究資料とともに終戦直後アメリカに連れ去られ、軍事裁判は免除された。

これは風船爆弾の展示模型 1/10
登戸研究所のやっていたこと
①く号兵器開発 「く」はくゎいりき(怪力)光線のことで電子レンジの原理で人を殺すもの
②ふ号兵器開発 「ふ」は風船爆弾。アメリカへたくさん飛ばしてアメリカ人の恐怖をあおろうとしたもの。ほとんどが途中で落下して到達できなかった。
③毒薬や生物兵器の開発。農作物の害虫や毒蛇研究など。
④スパイ用カメラや消えるインク研究
⑤中国経済を混乱させる偽札の製造 スパイ用パスポート偽造

これが偽札
この日は見学に来ている中高年グループでにぎわっていました。
これは唯一残っていた古い建物の前にいた猫です。