たまには勉強しなきゃ 「舞台技術公開セミナー」
2013年 03月 23日
舞台美術家というのは簡単にいえば舞台の大道具、妹尾河童氏は有名だ。
脚本、演出の気持ちをくみ取って舞台上に構造物を作り上げる役割だ。
セミナーの前半は現役舞台美術家たち7人の自己紹介を兼ねた作品のスライドショー。
時間の関係で詳細な作品説明はなかった。
大半は美術大学出身者だが建築家から転じた人もいた。
後半はざっくばらんな質疑応答とディスカッション
この業界の大御所である堀尾幸男さんの仕切りで楽しく進行した。
ワタクシは事前に「若い人はどうやったら舞台美術家になれるのか」という質問を提出していた。
これまでは徒弟制度。
師匠に弟子入りし無給で数年間の修行を積み、そのうち少しずつ仕事を分けてもらい、その後独立していスタイルだったそうだ。
しかしこの日に出席した現役バリバリの舞台美術家たちは異口同音に、今は弟子を持てる余裕がないという。
そうなると舞台美術家としてやっていくには、大きなカンパニーや企業の美術部に就職し従業員にならねばならない、という話になってくる。
アーティストとして独立した、舞台美術家という匠の時代は終わるのだろうか。
参加者
二村周作/池田ともゆき/大沢佐智子/乘峯雅寛/長田佳代子/中根聡子/伊藤雅子/堀尾幸男
世田谷パブリックシアター技術部長
by HoppyKosey
| 2013-03-23 00:25
| 映画・舞台
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