2013年 04月 20日
劇団お座敷コブラ 「マカロニ」
神奈川県青少年センターで劇団お座敷コブラによる「マカロニ」を観た。
とあるイタリアンレストランがライバル店によって潰されそうになるというオハナシ。
ドタバタコメディーでちょっとしたダンスもあり、スピーディーな展開の90分は観客を飽きさせなかった。
緩急自在の表現で軽部役の伊藤裕一さんはさすが座長といわせる存在感。
アーリオ役の村川加苗さんは、大仰な演技の役者が多い中で妙に「素」。
彼女が風通しを良くすることで、押しつけがましくなりがちな芝居を救っていた。
「素」のリアルさが観客と俳優をつなぐ架け橋になっていて、
観客の気持ちを舞台上に引っ張り上げている。
これが演出、演技だとしたら相当な実力派ということ。 はたして真相はいかに。