ジョンケージ 4分33秒 コンサートで聴く
2015年 04月 04日
もっとも有名な作品は「4分33秒」1952年だろうと思います。
この作品は、無音のまま4分33秒で終わる、という素っ頓狂な楽曲です。
昨年の横浜トリエンナーレでは直筆楽譜が展示されていました。
すべてが休符ですからこんな感じです。
この「4分33秒」を実際にコンサートで聴いた(?)ことがあります。
ワタクシが芸術施設で制作のシゴトをしていたとき、金管奏者の曽我部 清典(そかべ きよのり)さんをお招きし1時間ほどのコンサートをお願いしたところ、曽我部さんから「4分33秒」をやってみるヨ!とのこと。
そしてワタクシが、演奏中にホールの入り口や窓を開閉することとなりました。
ケージのこの作品は無音により観客は外の音に意識を傾ける・・趣向だそうです。
曽我部さんはトランペットを手に、舞台周辺をブラブラしていました。
「4分33秒」のコンサート体験は二度とないと思います。
貴重な体験でした。
でも考えてみればこの「4分33秒」、
だれでも、いつでも、どこでも演奏(?)できます。
(^^)/