2015年 11月 16日
村上秋鶴 おふくろの書道の雅号
80過ぎだが年に数回、書展に作品を出している。
自宅で習字教室もやっていてお弟子さんが何人かいるようだ。
キャリアは50年以上、書展では毎回賞を取り組織の理事も長くやっている。
だから「書家」ともいえるはずだが本人はそんなつもりは全くない。
長く「習字」をやっているだけだという。
書展は大変だからもう辞めたいといつも言っている。
装丁代や作品の運搬、そして審査員へのお礼が高いからだという。
作品を見に行ったことがある。
大概、最優秀賞みたいな受賞作品なので、すごいんだろなと思うが、
オフクロは、年功序列で決まっているだけだという。
出品作品の出来栄を聞くといつも、
納得はいってないけど時間がぎりぎりだったからこんなもんかね、という。
なんて書いてあるのかと尋ねたら「わかんないねぇ」との答えには耳を疑った。
どうやら別なところにコダワリがあるらしい。
言ってることから推察すると筆の動きらしい。
オフクロには少し年下の師匠がいるそうで毎週電車を乗り継いで通っている。
世間話をして帰ってくるだけだがお月謝は払っているという話。
オフクロはそんな人間である。
ピカソのような絵画で顔がどこでどうなってるのか?なんてわからなくていい。
アラビア語も楽しめる、意味が分からなくても。
ジハードだけはやめてほしい。
高校の芸術選択の授業では書道をとりました。いろいろな字や言葉を書いて楽しかったです。