この記事を書くのは苦行だった。ボツ原稿は10以上、今だにまとまらない。
3週間経つので思い切って印象的だったことだけをアップすることにした。

まず見学にあたってのセキュリティチェック。
厳重さを感じさせない穏やかさ。
でも後で、実は相当厳格だったと気づきゾッとする。
コトの詳細はここでは伏せておく。

次に案内してくれた方の親切丁寧で親しみやすい人柄。
完璧なホスピタリティが、某宗教団体の本山を訪ねたときのことを彷彿させる。

実際に「もんじゅ」を目にして、残念ながら「もんじゅ」には全く展望はないことを痛感した。
科学者やエンジニアたちがその専門視野の中での意義を確信していることは理解できたがが、「もんじゅ」を継続する社会的な価値はもはや失われていて、限られたパイを「もんじゅ」に分ける余地はすでにない。
あえていうなら「もんじゅ」の科学者やエンジニアたちの理知と希望、そしてその費用は「もんじゅ」廃炉に向けるしかない。
いいたいことは山ほどあるがここまでにしておく。

2016.8月
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