驚きのシネマ&オルガン「番場の忠太郎・・・瞼の母」

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無声映画の伴奏を即興演奏するオルガニストPeter KRASINSKIの来日ということで行ってみたらオルガン演奏以外にも感銘。

今日の活弁士は澤登翠(さわとみどり)さん。数十年前のデビュー当時から知っていたが公演を観るのは初めて。何人もの声色を使い分けて心象、状況を表現。明快な活舌。
怪我で車椅子に座っての1時間を越える長丁場だったが見事だった。
映画がライブになる感覚、侮るなかれ無声映画だ。

映画は「番場の忠太郎・・瞼の母」 今日のプリントは昭和6(1931)年制作と聞き驚いた。85年前は私が今までに見たなかで一番古い映画だと思う。
ずばり面白い。さすが人気があるだけあって脚本がよくできていてる。原作は忠太郎と母は泣き別れるが、映画ではハッピーエンドにしたそうだ。
出演している役者たちの演技が素晴らしい。音声がないので観る方も表情や動きに集中するところがまた独特な楽しみ方だ。

Peter KRASINSKIのオルガンは映画に自然に溶け込んでいた。
映像を見ながらBGM的に華麗なフレーズを添える。豊富な経験でたくさんの引き出しがあるようだ。
とはいえ日本語がわかるはずはなく、この「瞼の母」に合わせるのはかなり冒険的。ストーリー展開とは必ずしも一致しなかったのだが、それでも彼の想像力と創造力が十分に伝わった。
帰りに挨拶と握手ができた。温かい人柄が掌から伝わってきた気がする。


オルガンの歴史は長い間キリスト教会で親しまれてきたが、20世紀になってアメリカでシアター・オルガンが花開いた。無声映画の伴奏だ。ジャズやロックで使われる前のことである。シアターオルガンを聴く機会はほとんどなく貴重な経験となった。

オルガンはRoland AT900。
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Peter KRASINSKIのパフォーマンスが本日11月13日18時から横浜本郷台駅前広場「チャップリンの替玉」「キートンの警察騒動」の二本立て無料野外上映。おそらく彼の得意とする作品。

11月23日は横浜みなとみらいホールで「オペラ座の怪人 1925年作品」こちらはパイプオルガン、これまた素晴らしい時間になると思う。チケット1800円





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by HoppyKosey | 2016-11-13 00:46 | 映画・舞台 | Comments(0)