
国立歴史博物館(千葉佐倉)で開催中の「見世物大博覧会」に行ってきた。
江戸時代、「人魚のミイラ」がヨーロッパに輸出されていたとは知らなかった。
サルと鮭をくっつけて作るらしいが工程が複雑、きっと高価で取引されていたことだろう。
今、作ろうとすると、鮭は買えるがサルは自分で獲らねばならない。


「見世物大博覧会」は昨秋、大阪の民族学博物館で開催された。
遠いので行くのを我慢していたところ、千葉歴博に巡回してくることを知り心待ちにしていた。
ところが、大阪では特設会場に溢れんばかりの見世物ワールドが展開していたのに、千葉歴博では、常設近世展示室の片隅に「見世物」コーナーが4か所設けられていただけ。
展示点数もわずかで、これだけですか?と思わずスタッフに訊ねたほどだ。

心底ガッカリ、大仰なポスターにすっかり騙された。
騙すのが「見世物」と言われれば二の句が継げないけど・・・
「人魚ミイラのつくりかた」くらいしか収穫がなかったが、せっかく行ったので普段あまり買わない「展覧会図録」購入。
この図録は満足だ。

たまたま開催されていた講演会「幕末維新期の新吉原遊郭について」に参加。
こちらはまた別の機会に報告する。
