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「エンドレス・ポエトリー」 監督:ホドロフスキー

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とにかくビックリ仰天。
ホドロフスキー青年が父親の抑圧を振り切り、詩の世界に身を投ずるという監督の自伝。
ストーリーはまったく単純だが演出にヤラれました。

映画ってこういうのもアリなんだよね、と思い知らされます。

冒頭から仮面の集団や黒子登場。
これって何だろうと考えているうち矢継ぎ早に次々と謎のイメージが撃ち込まれてきて
ついていこうと必死に考えてみたがさっぱり分からなくてお手上げ。
コミカルなシーンも畳みかけてくるが警戒しすぎて笑えない。

監督の豊穣なイメージの巨大な渦巻きに投げ込まれて、そこで弄ばれるしかないのでありました。

セット、シーン、カット、色彩、衣装にメイク
どれをとっても抜かりがなく周到な仕掛け(だろうと思われます)

ホドロフスキー青年が彼女と待ち合わせるカフェの光景は今までに見たことがない、ヤバい幻覚のようです。

出演者たちがこれまた強烈。

ホドロフスキー青年の母サラ(彼女は日常会話もオペラという不思議ママ)と青年が恋に落ちた圧倒的存在感のステラを同じ女優が演じていたこと
これにはネット上で多くの人がビックリたと書いていますが、私も同様。

ところでこの作品はアソコが無修正上映
ふと考えると劇場で観たなかでは初モロダシかもしれません。
映倫のことはここに書いてあります→(http://www.webdice.jp/diary/detail/8963/)

全裸で横たわった男の体にタロットカードを置くシーンでは、男のイチモツが勃起しっぱなし。

モザイクが入る余計な妄想が生じてしまうけど
無修正なので作品がまっすぐ入ってきました。


以上、「エンドレス・ポエトリー」は強烈な怪作、オススメです。


2016年/フランス、チリ、日本

新宿シネマカリテにて上映中








by HoppyKosey | 2017-11-27 00:51 | 映画・舞台 | Comments(0)

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by ほっぴいこうせい