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氾濫原(はんらんげん)

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これは地理の教科書などに載っている「氾濫原(はんらんげん)」という地形の模式図です。

川の両側に広がる低湿地のことで、名前の通り川がたびたび氾濫することによって形成されます。
なので、ここは普段水が流れていなくても川の範囲内と考えることが出来ます。

今は堤防などで川の氾濫を防ぎ市街地になっていますが、もともとは川のなかです。

先日の豪雨では川の許容を超える水が堤防を破壊したり越えたりして
甚大な水害被害が発生しましたた。



水を堤防などで力尽くで押さえ込むのではなく、うまくかわす方法もあります。



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(日産スタジアムWEB画像)



これはラグビーワールドカップ2019の試合会場になった日産スタジアム周辺、試合当日です。

周囲は大きな水たまりになっています。



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(東京新聞WEB画像)



右手を上から下に流れるのは鶴見川で、その水位が上昇したため鶴見川の水を引き込みました。
こういう施設を「遊水池」といい鶴見川の氾濫を防ぎました。

普段は公園として利用されています。










Commented by もごもごです。 at 2019-10-25 22:47 x
灌漑・治水のために人を動員できる力は「権力」、国家の始まりであり古来変わらぬ国家の仕事だ。
今のお国は仕事をしているのか、ということではある。
が、 ①誰かの大号令にみんなが従ってことをなすという形はよろしいか。 ②想定した災害に対しての守りだが、想定の妥当性をどのように確かなものとするのか。 ③水川の氾濫が生活圏に及ばぬよう固く守りを固めるという考え方でよいのか。 など、考えるべきことがある。
by HoppyKosey | 2019-10-25 00:52 | ひとこと | Comments(1)