朝起きたら、ある唄声が耳に、心に残っていた・・・
そうだ、昨夜は朝崎郁恵という人の唄を聴いたんだった。
アマミアイヌというユニットのライブ、アイヌの若い人と朝崎さんのコラボ。
朝崎さんは御歳85歳の奄美唄者(ウタシャ)
小さな体でトントンとリズムを取り
両手で空気を柔らかに混ぜながら
艶やかに歌いあげる。
島唄とアイヌの民謡にはリズムが似ている曲もあって
島唄とアイヌ唄を交互に歌ったり輪唱にしたり
奄美と北海道は遠く離れているけれど歌には距離感がなく自然。
ブルガリアンポリフォニーを彷彿させられる深い響きも。
即興的な歌も多く、そのことでも会場がゆったりした。
一晩経ってから彼女のスゴさに気づいたなんて
俺もすっかりヤキが回ったものだ。
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