原発のいま

北陸電力志賀原発（石川県羽咋市）

能登半島地震で震度５強を観測。志賀原発は東日本震災以降停止していましたが、もし運転中だったらと思うと背筋が寒くなります。

電源は現在6.6万ｖ１回線と27.5万ｖ２回線が生きていますが50万ｖ２回線は能登半島地震以来、被害を受けて止まっています。

非常用発電装置は7日分の燃料を確保しているそうですが震災時、道路の通行止めなど各所で長期にわたって発生したことは記憶に新しいです。

中部電力浜岡原発（静岡御前崎市）

南海トラフに近いため世界で一番危険な原発ともいわれ、福島事故以来停止中です。

中部電力は防波堤をかさ上げするなどして再稼働を目指していますが、廃炉または永久停止を求める住民訴訟が続いています。

チェルノブイリ原発（ウクライナ）

爆発後、石棺で覆うというのは稚拙な印象でしたが、それがベターであることを知りました。

福島原発が12年経ったいまも耳かき一杯のデブリすら取り出せていません。解体、廃炉への道筋は全く立っていません。

多くの国内原発設計にかかわった渡辺敦雄氏は、廃炉は解体に伴う放射能拡散の恐れがあり、また取り出した放射性物質の管理保管体制が確立していない。解体・廃炉には夥しい費用と時間がかかる。廃炉より永久停止のほうがはるかに現実的でコストも抑えられるとしています。

チェルノブイリ原発は新たなシェルターで石棺を覆っています。

ザポリージャ原子力発電所（ウクライナ）

ロシアが占拠しているザポリージャ原発に対して今月に入って無人機攻撃が繰り返されています。恐ろしい話です。

このままでは取り返しのつかない事態を招くことでしょう。