2010年 01月 25日
旧神戸市立二宮小学校 最後
地元の神戸新聞に載った記事です。ボランティア活動を終えて日常の生活に戻った人達が精神的に不安定になるという話です。たとえば何かやることを探してそわそわしてしまったり、無力感や疲労から塞ぎ込み「鬱」状態になる、あるいは精神の興奮状態が覚めずに「躁」状態が続き対人関係に支障をきたす人が出てきているという言うのです。二宮小学校に住みこんでいたボランティアの間でも「うん、なんとなくありそう」「あまり長くいないはうがいいかも」といった声が出ていました。実は私も神戸から戻った次の日は、常に何か(それは緊急の物資搬入とかトラブル対処など)に備えている、意識のどこかがスタンバイしている癖が残ってしまい何をするにも集中力を欠いていたように思えました。また避難所では食事が定時に摂れず、かつ不十分だったためでしょうか、一日中やたらにモノを食べました。
*ここまで8回に分けて掲載した、この文章は1995年2月、ワタシが避難所から戻ってすぐに書いたものです。15年経って読み返してみたら当時の光景が蘇ります。今回、ふと、これを誰かに伝えてみようと思いブログに載せることとしました。印刷された紙1枚だったのでこの機会にデジタル化できてよかったと思っています。
*先週、カリブ海のハイチで大地震が発生しました。
ハイチはアメリカにおける初の黒人国家として知られています。
奴隷身分を振り払い自治を獲得した栄光の歴史です。
しかし軍部のクーデターが頻繁に起こり、政情が不安定で経済が停滞しています。
貧困層にとって今回の震災は想像を絶するダメージを与えているようです。
ワンクリック募金がありますので興味がある方はこちらhttp://www.dff.jp/twit_haiti/