2012年 04月 30日 ( 3 )

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「出口なお」は江戸から大正に生きた女性で大本教(今は「ひとのみち大本」教団)の教祖です。

大本教は、日本の戦前の天皇制ファシズムに対し徹底的に抵抗したため激しい弾圧を受けたことが知られています。

著者の安丸良夫氏にとって、現存宗教団体の教祖を客観的に描くことは大変だったと思いますが、「出口なお」が生きた時代の経済や社会構造、民衆の気分を分析して大本の発生を説明している点にとても説得力がありました。

「出口なお」の「神懸かり」は1892年(明治25年)で57歳のときです。
きっかけは娘の相次ぐ「発狂」事件ですが当時こういう事件はよくあり、また「神懸かり」も当時は珍しいことではなかったという記述が印象的です。
現代には「発狂事件」や「神懸かり」はないのでしょうか。分類や分析が進んだのでしょうか。

その後、なおは文字を知らないため「筆先」という口述で世直しを激しく語り始めたのですが確かに天才的な内容です。

また、なおは少女時代に数日間行方不明になり「神隠し」とされたそうですが、この「神隠し」も当時はよくあることだった、という柳田国男の引用も気になります。

大本の教団としての発展は「出口なお」を継承した「王仁三郎(おにさぶろう)」氏の時代ですので、この本は教団としての大本には触れていません。
(王仁三郎氏のダジャレ辞典は拙ブログで紹介いたしました。教団通販で購入できます。)
http://hoppykosey.exblog.jp/14372796/

宗教本ではなく民衆社会学、民衆思想学 なんていう分野があるのか知りませんが、興味深い本でありました。
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by HoppyKosey | 2012-04-30 20:12 | 本のこと | Comments(1)

名古屋撃ち

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うーむ 回数を忘れちゃいました。 
一回100円なのでコレを知らないとハマることもできません。
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by HoppyKosey | 2012-04-30 18:00 | ひとこと | Comments(1)

アメリカのイエスの子ら

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このショートムービーはおススメであります。
「それでも生きるこどもたちへ」というオムニバス映画に収録されている20分ほどの作品。
何回も観ましたがその出来栄えに毎回感心します。

イラク帰還兵の父、父母ともにドラッグ中毒。娘はエイズを患っている・・・
といったベタなテーマなのですが、説明的でない抑制されたリアルな表現が
ワタクシの心に穴を穿つのであります。
俳優たちの演技も卓越していると思うのです。

監督はブラックムービーの巨匠スパイク・リー、彼の「マルコムX」は昔、日本でも話題になりました。
そして演出・脚本は妹のジョイ・リー 弟のサンキ・リーです。

もしあなたがこの作品を観たら、私とまた違った穴を穿かれるのだろうと思います。
DVDが販売されています。




さて
映画の話とは全く関係ありませんが、スパイクリーのお父さんであるBill Leeのオーケストラ演奏を紹介します。お父さんはキング牧師と同級生だそうです。
ビッグバンドにハープや歌というのがユニーク。



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by HoppyKosey | 2012-04-30 17:05 | 映画・舞台 | Comments(1)

お気楽にどうぞ


by ほっぴいこうせい